浜松市楽器博物館で開催されたイルマ・オスノさんのレクチャーコンサート
2025年2月22日、浜松市楽器博物館で開催されたイルマ・オスノさんのレクチャーコンサートに参加しました。彼女の美しい歌声と、故郷であるペルー・アヤクーチョ地方の伝統音楽に触れることができ、心に深く響く体験となりました。
イルマ・オスノさんとは
イルマ・オスノさんは、ペルー南部アヤクーチョ地方ウアルカス村のご出身です。12歳までケチュア語のみを話し、地元の伝統文化の中で育ちました。戦禍を避けて首都リマに移住後、大学で教員資格を取得し、中学・高校でスペイン語の教員を務める傍ら、サン・マルコス大学で民族舞踊を学び、アヤクーチョ民族舞踊団のメンバーとしても活躍されました。2007年より日本に移住し、歌手・ミュージシャンとして活動を続けています。
コンサートのハイライト
コンサートでは、イルマさんが故郷の村に伝わる民謡やオリジナル曲を、弦楽器チンリリの伴奏とともに披露してくださいました。彼女の歌声は、アンデスの風景を彷彿とさせ、聴く者の心を捉えました。また、現地の楽器を用いた演奏や、楽器博物館のインタビューアさんとの対談を通じて、アヤクーチョ地方の文化や伝統について深く知ることができました。特に印象的だったのは、イルマさんが語ってくださった村の伝統や音楽にまつわるエピソードで、アンデスの音楽が生活に根付いていることを実感しました。
質疑応答セッション
公演後の質疑応答では、参加者からの質問に丁寧に答えてくださり、現地の生活や音楽の背景についてさらに理解を深めることができました。イルマさんの人柄と情熱が伝わる、温かい時間となりました。
まとめ
今回のコンサートを通じて、イルマ・オスノさんの素晴らしい歌声と、アヤクーチョ地方の豊かな音楽文化に触れることができ、大変貴重な体験となりました。アンデスの音楽が彼女の活動を通じて日本でも広がり、多くの人々に愛されることを願っています。
アンデス浜松
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